久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

ホラー小説の舞台になりそうだ

 今日は内装工事の見積もり相談のため、リフォーム業者の方とお出かけしておりました。会社で管理しているアパートがありまして、先日住人が退出したお部屋をリフォームすることになっているのです。というか、リフォームしないと貸せないほどひどい状態になっているようでして……行く前からかなり憂鬱でした。

 午前中の待ち合わせで、業者の方の車で出発。私は助手席に座ってナビゲート。
「そこの角を、多分右へ」「次の角は、左に曲がるはずです」「踏切を越えた向こうだったような気が……」「きっと大きな通りが見えてくると思うのですが……」
 頼りないナビゲーターでごめんなさい。
 それでもどうにか目的地に辿り着き、車をパーキングに停めて早速アパートの部屋へ。中に入って……絶句。ここはどこの廃墟ですかと、素で思ってしまいました。先月まで人が住んでいたとは思えないひどさ。押入開けたら死体とか発見しそうな雰囲気で。業者の方も笑ってるし。
 めげずに検分開始。業者の方と話し合いながら、どこを直すか、直さずに流用できるもの、ドアとかカーテンレールとかで無事なものはないかとチェックしていったわけですが……。
「これはダメですね」「あれはダメですね」「それもダメですね」「どれもダメですね」
 ……こんな具合に話し合いは進み、途中、ゴムの滑り止めごと階段を滑り落ちそうになったりもしましたが、なんとか昼前には検分は終わりました。結局、窓ガラスなどほんと極々一部を除いて、全部直すことに。これだけ無事な箇所がないというのも、ある意味すごいです。感心するあまり、前の住人を呪いたくなりました。

 後日送られてくるはずの見積書を見るのが怖いです……。