久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「傭兵剣士」読了

「傭兵剣士」のリプレイ&ソロ・アドベンチャーを読み終えました。
 リプレイは昔、Webサイトに掲載されていたもののようです。感想は……なんか、仲の悪そうなパーティですね。シックス・パックは、自分の抱いてたイメージとはちょっと違ってました。
 リプレイを先に読んでも、ソロ・アドベンチャーを先にプレイしても、どちらが先でもいいと書かれていましたが……個人的には、できればリプレイよりも先にソロ・アドベンチャーをプレイして欲しいですね。あの理不尽な死を、一度は経験するべきです。

「T&T」第七版ルールに関しては、細かいところに手を入れた感じですね。以下、軽く気になったところを。

○キャラ作製時のゾロ目加算法
 三つとも同じ出目だったときだけですが、能力値及び所持金決めのとき、ゾロ目加算法が適用されるようです*1

○速度の復活と魔力度の追加
 角川版ハイパーT&Tで消えた速度が復活し、また魔法を使うための魔力度という能力値が加わりました。レイストリンみたいな魔術師を演じやすくなるのかな?

○職業の追加
 アーキタイプは戦士、魔術師、盗賊、達人、専門魔法使い、野伏せり、指導者、市民の八種類になるようです。

○経験レベルの変更
 冒険点ではなく、能力値によって経験レベルが変わるようです。

○タレントの追加
 ハイパーT&Tのスキルの代わりに、タレントという技能が加わるようです。スキルは判定のレベルを下げるものでしたが、タレントでは判定に使用する能力値を上げるようです。

○戦闘における悪意ダメージ
 戦闘中、不可避の悪意ダメージが、戦闘参加グループ双方に与えられることがあるようです。

○判定の救済
 行動判定であるセービングロールの自動失敗の出目が、1と2(合計3)だけになったようです。ソロ目加算法は昔のまま。また失敗しても、経験レベルによる判定救済があるようです。


 目立って気がついたのはこれぐらいでしょうか。魔法についてはまるで載っていなかったので、どのように変更されたかは分かりませんが。
 印象として、昔より判定で死亡しにくくなったように思えます。ただそれは、第五版と比べてのことですけど。タレントや判定の救済は、スキルやハイパーポイントよりも使い勝手悪そうにも思えるので、ハイパーT&Tのようにはプレイできないかもしれません。
 戦闘は逆に死にやすくなった気がします。悪意ダメージは怖い。T&Tには僧侶がいませんからね……。


 第七版ルールブックは十二月発売のようです。シナリオ等も発売してくれないかなぁ……。

*1:第七版では、”TARO”のルールと呼ぶようです