推理小説を書くための心構えとか、注意すべき点とか、その辺を再確認するために手に取ってみました。
よくある小説指南書と違って、推理小説の在り方に対しての著者自身の考え方や心構えなどが熱く語られていて、読み物としても面白かったです。テーマの選び方やプロットの作り方など、具体的な解説も多いので、その辺りは参考にもなりますし。
「ノックスの十戒」や「ヴァン・ダインの二十則」についても少し触れられていました。「ノックスの十戒」の方は、要点だけではありますが、全項列記されていました。ちゃんと読んだの、これが初めてかもしれません。改めて読むと、「十戒」にも首を傾げてしまうような項目もありますね……。
色々と勉強になる本でした。

- 作者: 土屋隆夫
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1996/07
- メディア: 文庫
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