いつの間にか発売されていた、なるしまゆりさんのコミック。先日、久々にWebサイトを覗いたときに見つけたので、購入しました。
大異変によって破壊され、どうにか復興の道を歩み始めた世界でのお話。
古びた屋敷で、不可思議な「坊ちゃん」と出会った泥棒が、自分の命の誇りに気づくお話……でしょうか?
新しいメイドが「坊ちゃん」に仕えることになる4話だけ、なんか浮いているなぁと思ったら……発表順は4話が最初だったんですね。で、1〜3話で、執事の過去を描いた、と。
なるしまゆりさんの作品らしく、台詞回しが面白くて、また印象的ですね。どこかとぼけた展開や、間の抜けた会話なんかも多いのですが、それがシリアスな場面をうまく引き立てていると思います。
きれいにまとまっているので、続きはないんでしょうね。一冊完結だと思います。
- 作者: なるしまゆり
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2007/03/26
- メディア: コミック
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