久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「武部本一郎展」

 雑用を終えてから、夕方、弥生美術館で開かれている「武部本一郎展」に行ってきました。今日が最終日ということで、人は結構入っていたと思います。
 武部本一郎さんのカバー絵や挿絵というと、私は早川文庫や創元文庫のものぐらいしか分からなかったのですが、児童向けの伝記や推理小説のカバー絵も数多く描かれていたのですね。伝記物の本は、昔家にたくさんあったのですが、まるで気がつきませんでした。子供の頃は、本のカバー絵を誰が描いているかなんてあまり気にしていなかったので、それも当たり前かもしれませんけど。
 ファンタジーや古典SFのカバー絵は、見ているだけで嬉しくなってきてしまいますね。学校の図書室で、児童向けSFや冒険小説を読みあさっていた頃のことを思い出します。最近は児童書でも、アニメ調のカバー絵が増えているようですけどね。それを寂しく思ってしまうのは、年をとった証拠なのでしょうか……。
 あまり時間がなかったので、常設展や竹久夢二美術館の方はざっと眺める程度で。最後にアンケートに答えて、ポストカードと「火星のプリンセス」の文庫を買って、美術館をあとにしました。

 弥生美術館の次の特設展は、「『少年倶楽部』から『りぼん』まで ふろくのミリョク☆展」だそうです。10月4日から12月24日まで。

火星のプリンセス―合本版・火星シリーズ〈第1集〉 (創元SF文庫)

火星のプリンセス―合本版・火星シリーズ〈第1集〉 (創元SF文庫)