久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「つかぬことをうかがいますが… ―科学者も思わず苦笑した102の質問―」ニュー・サイエンティスト編集部編

 積ん読消化。大分前に買った本ですが。
 イギリスの週刊科学雑誌「ニュー・サイエンティスト」のQ&Aコーナーをまとめたもの。質問・回答ともに読者投稿なので、答えがどこまで本当なのかわからなかったりします。前の回答を否定する答えが送られてきていたり、明らかにジョークとわかるものが載っていたり。また、もとが海外の本なので、日本だと馴染みのないことに対する質問もあったりします。
 そういった点では、科学の豆知識本としてはあまり役立たないかもしれませんが……でも、ユーモア溢れる問いと答えのやりとりは楽しいですね。自分にはわからない質問をされても、ただ「わからない」と答えるのではなく、軽いジョークで流せるようになれたらなぁ、と思わされます。この辺のジョークの感覚は、海外の人は上手ですよね。
 見習いたいものです。

つかぬことをうかがいますが…―科学者も思わず苦笑した102の質問 (ハヤカワ文庫NF)

つかぬことをうかがいますが…―科学者も思わず苦笑した102の質問 (ハヤカワ文庫NF)

 余談ですが……「ギャラクシーエンジェル」でよくネタにされていた、コンビーフの缶の形についても載ってます。どこまでほんとなのかわかりませんけどね。
 あと、「おかしな満潮」の問いに答えているのは、本当にグレッグ・イーガンなのでしょうか?