「ぼく、オタリーマン。３」

　もう３冊目。本業を持ちつつこのペースはすごいと、素直に思います。
　内容は安定してますね。内気で不器用な人は、「あるある」と思えるネタが多いです。半分以上、自虐の笑いですが。多少マンネリを感じるところもありますが、日常共感ネタのコミックなので、そのマンネリも逆に心地よいです。
　タイトルに反して、今回もオタクネタは少なめ。オタクネタはこれぐらい薄い方が、一般の人には丁度良いんだろうなぁと思ったりも。濃いオタクネタの本だったら、ここまで話題にはならなかった気もします。読者を置いてけぼりにしてしまいますしね。この辺りのネタの選択も、やっぱり上手いと思います。
　濃いネタや、面白い物語や落ちを求めている人は物足りなく感じるでしょうね。共感ネタでくすりと笑いたい人や、息抜きに気軽に読めるマンガを読みたい人には良い本だと思いました。