本に関するエッセイコミック。前作「暴れん坊本屋さん」同様、本好きにはお勧めのコミックですね。「あーあるある」と頷いてしまうような話から、本に関する様々な雑学ネタまで、色々描かれています。そしてどれもすごく楽しめます。
本の収納方法、本棚との戦いの話は、本好きなら特に共感できるネタですね。みんな苦労しているんだなぁというか、みんなもう諦めているんだなぁというか。私の部屋の本棚も既に一杯。床や押入れに積んでいる状態です。壁全面の本棚か……夢ですね。
雑学ネタでは、国会図書館と校正の話が特に面白かったです。番子さんの描き方も上手いですね。「愛している」と「あいしている」の件はほんと笑えました。
国語教科書の話。学校の授業の本はあまり好きではなかったので、それほど記憶に残っていないのですが。小中学校の教科書に載っている話で、作中ネタにされている作品の思い出はちょっとないです。私が覚えているのは、星新一のショートショートぐらいでしょうか。高校の頃の教科書になると、もう少し覚えている作品もありますけれど。
総じて、本好きにはお勧めのコミックです。読んで損はないと思います。これで終わりは寂しいので、またネタがたまったら続きを描いて欲しいですね。
番線―本にまつわるエトセトラ (ウンポコ・エッセイ・コミックス)
- 作者: 久世番子
- 出版社/メーカー: 新書館
- 発売日: 2008/03/27
- メディア: コミック
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