1冊完結作品。社の結界に閉じ込められた巫女と、彼女を外に連れ出した魔女のお話。
1冊完結ということもあって、展開がちょっと急ぎすぎの印象を受けました。前半部、巫女が魔女に惹かれ、魔女も巫女を意識していく流れはいいんですけど……巫女が倒れてからの展開が、ちょっと。クライマックス部分もあっさりしすぎの気もします。悪役がいないお話なので、しかたない面もあるのかもしれませんが、もう少し障害に立ち向かう姿みたいなものが見たかったです。もう一冊ぐらいあれば、もっときれいにまとまったのではないかと思うのですが……。
無垢な巫女と、かっこいい魔女。二人のやりとりは好きでした。
ことのはの巫女とことだまの魔女と (IDコミックス 百合姫コミックス)
- 作者: 藤枝雅
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2006/07/14
- メディア: コミック
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ことのはの巫女とことだまの魔女と 限定版 (IDコミックススペシャル 百合姫コミックス)
- 作者: 藤枝雅
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2006/07
- メディア: コミック
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余談。本作にも、「AQ」に「紅茶」と、藤枝さんの他の作品のキャラが出てきますが……統一世界なんでしょうか? それとも、あくまでファンサービス? この世界に「いおの様」もいるんだろうかとか、ちょっと考えちゃいました。