クライマックス前の下準備であり、前哨戦といった感じの第20巻。
どのキャラも格好良い。圧倒的な敵と絶望的とも言える状況下で、人間の意地を見せてくれるのが気持ちよいです。マルコーのけじめ、エドの復活、リンの意志の強さ。戦闘シーンも魅せてくれます。小まめに入っているコミカルな描写も楽しい。
「約束の日」に向けてそれぞれが準備を進めていくところは、静かな緊張感もあって、今後の展開を期待させてくれる作りになってます。やっぱりこういうのは燃えますね。これまでが割りと劣勢気味だっただけに、余計熱くなります。上手いです。
最終回が近いのは、ちょっと寂しくもありますけど、これからのクライマックスにほんとに期待。
- 作者: 荒川弘
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2008/08/22
- メディア: コミック
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余談ですが……テレビアニメ新シリーズは、どういった構成にするんでしょうね? 原作準拠の展開という噂もありますが。後半はそれでいいとしても、前半はどうするんでしょう? 前シリーズで描いたところをまたやるわけにもいかないでしょうし……。