久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「コードギアス 反逆のルルーシュR2」最終話

 2006年秋に始まった「コードギアス」も、ついに完結。毎回展開が非常に早くて、先が予想できなくて。次回への引きも強烈で、次はどうなるのだろうと楽しみにしていた作品ですが……その最後は、着地するべき場所にきちんと着地した、という印象でした。
「ゼロレクイエム」という単語を聞いたときから予想がついていた終わり方ではあったので、最終回に意外性はありませんでした。スザクとカレンの決着にしろ、その後のルルーシュの死に方にしろ。スザクがゼロの姿をして現れるということ、ゼロの仮面を受け継ぐということぐらいでしょうか、予想していなかったのは。だから予想通りの展開であったはずなのですが……それでも画面で実際に見ると、思いのほかショックだったりして。ルルーシュの死は予想していたはずなんですが、それを見て受けたショックは予想外でした。どうも思いのほか、自分はルルーシュに感情移入してしまっていたようです。死ぬ間際、昔のことを思い出すところとか切ないです。それでも、ルルーシュの真意を知っている人、願いが伝わっている人がいるということが救いであり、希望ではあって、その点では綺麗な終わり方だったと思います。
 ただ最終回の作りとして、不満点もありまして。あれだけ大勢のキャラクターがいて、長く描かれてきた物語の割に、後日談が短すぎる気がしました。それぞれのその後を、もうちょっと描いても良かったのではないかと思います。余韻に浸る間もなく終わってしまいましたからね。その点は残念でした。DVDに新規カットがあれば嬉しいのですが。
 その他、少しばかり不満点もあったりするのですが……シリーズ全体を振り返ると、非常に楽しめた作品でした。谷口悟朗監督の次回作が楽しみです。その前に、「ガンソード」も見ておきたいですけど。

コードギアス 反逆のルルーシュ R2 volume01 [DVD]

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コードギアス 反逆のルルーシュ R2 volume02 [DVD]

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コードギアス 反逆のルルーシュ R2 volume03 [DVD]

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