録画していたものを視聴。原作は未読です。
伏線の消化がとてもきれいな、ミステリー映画だと思いました。「広辞苑」一冊を盗るための本屋襲撃計画、それを計画した男の本当の理由。男と昔の恋人の関係。男の不可思議な言動。それらがきちんと伏線として機能していて、それがちゃんと最後に回収されているのはとても気持ちがいいですね。大きな驚きやトリックがあるわけではありませんが、最後を見て「なるほど」と思わされるところはちゃんとミステリーしてます。
どこか頼りなくてとぼけたところのある主人公と、不可思議な雰囲気の男の関係も良かった。タイトルのテーマ性も良。
良作でした。
- 出版社/メーカー: デスペラード
- 発売日: 2008/01/25
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結構最近の映画なのに、なんで夜中の放映だったんでしょう?