久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「FLAG 一千万のクフラの記録」

 録画していたものを視聴。
 カメラマン白州冴子の写真によって、紛争の中で平和の象徴となったフラッグ。過激派に盗まれたそのフラッグを奪還しようとする国連軍特殊チームに、白州冴子は作戦の記録のため同行することになるのだが……。
 全13話のアニメを再編集したものだそうですが、短く編集されているとは思えないほどうまく構成されていました。最初からこれ一本の作品として作られたと言われても、違和感ないですね。見事な編集です。
 特筆すべきは、画面の視点が常になんらかのカメラを通して、というもの。登場キャラの持っているカメラだったり、車載カメラだったり。ドキュメンタリー風の構成。実写映画では、カメラ視点というものは結構ありますが、アニメでは珍しいと思いました。
 ロボット戦闘のリアルさはさすがの一言。情報を集めて作戦を立てて。地味目に進んでいくところが逆に格好良くていいですね。
 紛争テーマの作品としては、ストーリーは割りとあっさり目。でも落ちは良かったです。