いろいろブログ等を見ていると、今回の規制についての感想もいろいろで。深刻に受け止めている人もいれば、過去の漫画規制をもとに楽観的に考えている人もいて。立場や価値観から、意見もほんと様々ですね。
昨日も書きましたが、私自身は、表現全体の規制や検閲には反対です。ですが、今回の自主規制に関しては、それほど反対ではないというか、消極的賛成という立場であったりします。何をしてもいいというわけではない、というのはやはり昨日も書いたとおりで。本当は、作品ごとの批判や議論がもっと活発になることが望ましいのですが。でも外圧で簡単に規制してしまったような形になり、怒りを覚えている人も大勢いるのでしょう。その気持ちもわからなくもないです。
で、規制反対派も一枚岩ではなくて、意見はたくさんあるわけですが……困ったことに規制派はほとんど一枚岩のようで、そして議論をする気がまるでないのがつらいところです。自分の昔の経験からもわかっていたことなんですけどね。独善的な人間が人の意見を聞かず、過剰に人を攻撃しようとするというのは。「理由なんてない、悪いものは悪い」という考えで動いている人たちですし。そういった考えこそ差別のもとだ、ということにも気がつかない人たちなので。あまり語りたいことではないのですが、虐待や差別等の問題は他人事ではなかっただけに、こういった独善的な行動で人を攻撃しながら、実際の問題には目を背けている規制派の態度には苦々しい気持ちで一杯です。
あまり深刻になりすぎるのも問題だとは思いますが……今後どうしようかなと思うところもあって。
たとえ意見が違っても、相手が誠実な人間なら、きちんとした形で戦えるのですが。相手が真っ当でない場合、こちらが誠実に意見をしても逆効果なんですよね。逆効果というか、こちらの誠実さが弱点になってしまうというか。
戦い方、変えないとダメなんでしょうかね……。
参考リンクを以下に。
