久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「ひぐらしのなく頃に 語咄し編 コミックアンソロジーEX」6巻

「語咄し編」6冊目。「リミット」「肝試し編」「おかえりとさよならと」の三本を収録。
「リミット」は「ひぐらし」らしい話。日常から恐怖への変わり方が上手い。でも、本編のことを考えると蛇足のような気も。
「肝試し編」はお約束の部活系怪談ネタ。落ちまで展開は予想できますが、キャラクターがしっかり動いているので楽しめました。キャラの魅力がきちんと描かれている作品は、やはり読んでいて気持ちいいです。絵柄も好みでした。
「おかえりとさよならと」は本編完結後の、梨花と沙都子、それに羽入の話。悟史が帰ってきた後の、三人の擦れ違い。手堅くまとめていると思いました。