ライフログがテーマの小説。
記録メディアの小型化・大容量化によって、自分の周囲の常時録音録画が当たり前にできるようになった未来社会の話。ヴィジブル・ユニットによって自分の人生のすべてを記録することも可能な社会を舞台に、ライフログの理想と現実の陰謀が描かれていきます。
ヴィジブル・ユニットの設定は、現実的なところとSF的設定が上手く噛み合っていて、興味深く読めました。反面、その陰謀や問題点については、あっさり目に終わってしまった印象。これから大きな事件が起きるのか、と思わせる直前で終わってしまったようで、少しもったいないと思ってしまいました。
- 作者: 服部真澄
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2008/02
- メディア: 単行本
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