久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「化物語」最終話

 独特の描写と軽妙な会話が楽しい怪異譚。
 怪異に巻き込まれたヒロインたちを主人公が助けるというお話は王道ですが、登場キャラの性格や台詞回しが独特で、うまくマンネリにならないよう作られていました。
 エピソードのお気に入りを順番に並べると、「まよいマイマイ」「なでこスネイク」「ひたぎクラブ」「するがモンキー」になるでしょうか。「つばさキャット」はまだ未完結らしいので、DVD見るまで評価できないですが。ヒロインごとのOPはどれもよくできていました。OPの好みの順番も、お話の好みと同じです。
 実写映像や文字を大量に使った演出は好みがわかれそうです。今までの「シャフト」作品が苦手な人はダメかもしれません。登場人物の軽妙なやり取り、主人公暦の突っ込みや説明台詞も、人によってはうるさく感じてしまうかも。そういった点で、人を選ぶ作品ではあります。

化物語 ひたぎクラブ 【通常版】 [DVD]

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