最終巻。ビッグ・バレルでの最後の対決。決着はおやじたちでという感じで、エリヤはほとんど出番無しでした。
新しい宇宙を生み出すSF設定は、興味深かったです。
最後は一応キレイにまとまって。問題だらけの世界で、それでも生き残った人たちは死ぬまで生きていくわけです。
総じて。ある意味現実と同じく、人が無意味に簡単に死んでいく世界を舞台に、人の生き様を描いたお話でした。ウイルスやサイボーグ等のSF設定、派手なアクションシーン、裏社会の描写。読みどころは多かったのですが、どこかまとまりが悪い印象も。物語として考えた場合、やはり最後の最後でエリヤが傍観者というのはどうかなぁと思ったりもします。
それでも全18巻、積んでいた時期もありましたが、楽しめました。お疲れ様でした。
……でも個人的には短編集の方がきちんとまとまっていて好みです。
- 作者: 遠藤浩輝
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/07/23
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