録画しておいたものを視聴。
遺体を棺に納める納棺師のお話。
チェロ奏者の夢を断たれ、妻と一緒に故郷に戻ることになった主人公は、募集広告の誤植が原因で納棺師として働くことになってしまう。最初は抵抗を覚え、遺体を見て気持ち悪くなってしまっていた主人公が、社長と一緒に仕事を続けるうちに、遺された人々の気持ちに触れ、人生最後の旅立ちを前に遺体を清めることの意味に気づいていく……その流れが無理なく描かれていて、静かな感動を誘いますね。説明的な台詞がほとんどなく、映像とお話の流れできちんと語っているのも素晴らしい。
人の生死を題材にした映画ですが、ユーモラスな会話や描写も多く、決して暗くない、そのバランスのとり方も上手いですね。評価が高いのも納得の映画でした。
- 出版社/メーカー: セディックインターナショナル
- 発売日: 2009/03/18
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