久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「喰霊-零-」最終話

 現代日本を舞台にした伝奇アニメ。BS11で放送されていたものが、先日最終回を迎えました。
 退魔師の少女二人の姉妹愛と悲劇を描いたお話で、きっちり12話でキレイにまとめあげた印象です。原作コミックの前日譚となる内容らしいのですが、本当にキレイに本編へと繋がっていく終わり方で、原作も読んでみたくなりますね。
 主役かと思われた特殊部隊の全滅で驚かされた1話。本当の導入部である2話と、そこから過去に遡って、確かな絆で結ばれていた少女二人が、なぜ戦うことになってしまったのかを描いていくという構成もよく考えられていたと思います。前半の二人が本当に強く結ばれていて、それ故になんで対決することになったのかがわからなくて、自然と続きが気になる作りになっていました。悲劇性が強いお話なのに、それでいて原作へと繋がる、前向きとも思える終わり方も後味が良くてよいですね。
 アクションシーンも格好良く描かれていて、OPEDの曲も良い作り。評判が高いのも頷けるアニメでした。

喰霊-零- Blu-ray Disk BOX (初回限定生産)

喰霊-零- Blu-ray Disk BOX (初回限定生産)