久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「耳をすませば」

 録画しておいたものを視聴。
 おじさんになってしまった今見ると、ちょっと気恥ずかしい思いすら抱いてしまう青春映画。少年少女の夢と恋。
 図書館の貸出カードに気になる名前を見つけて……というのは、昔ならではですね。自分にも思い当たることがあったりして、ちょっと赤面してしまったりも。
 夢を持っている相手に対して引け目を感じてしまうなんていうのは、思春期ならでは。そこから、自分も何かしなくちゃ、なんて焦りを抱いてしまうのも。進路に悩む中高生の頃、似たような思いに捕らわれた人も多いかと思います。
 歳をとってから見ると、ほんとに自分の思い出を刺激されてしまう作品だと思います。
 最後はハッピーエンドすぎる気もしますが……現代ファンタジーとしては、こういう終わり方でもいいのかもしれませんね。

耳をすませば [DVD]

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