東京国際アニメフェアへの参加企業の減少について。最初騒ぎになったときの印象よりは、参加企業が残っている感じですね。もっとも、参加をとりやめた会社の大きさを考えると、影響が少ないとは決して言えないようですけれど。
アニメの場合、原作者や出版社だけでなく、グッズ関連の会社や放送局等も関わってきて、権利関係が複雑になっているので、この手のボイコットの問題も難しいですね。条例には反対だけど、仕事の関係から参加せざるを得ないというところもあるでしょうし、またその逆もあるでしょう。参加するにしても、展示できる作品とできない作品がでてきてしまったりもするでしょうし。
サブカルとはいえ一つの産業の現場を混乱させ、一つのイベントすらまともに運営できなくなっている……条例反対派は勝手にしろ、ではすまないことなんですよね。条例に関係する業界の混乱や過剰な自粛を防ぐための説明、反発に対しての説得、他の問題に飛び火することを避けるためのお願い、そういったことは本来、当然行われるべきはずなのですが……この問題をこのまま放置するようでは、条例改正派はあまりにも無責任すぎます。もっとも、今までの言動から考えると、批判しても気にしないんだろうなぁと思ったりします……。
そういえば、条例についてのマニュアルを作るっていう話もありましたが、結局どうなったんでしょうね？
（リンクを削除しました）
