「魔法少女まどか☆マギカ」最終話

　話題のオリジナルアニメも遂に最終回でした。一時は残りのテレビ放映を諦めていた作品でしたが、一挙放送で最終回まで無事見られて、本当に良かったです。
　絶望を生む魔法少女のシステムと残酷な運命に抗い続ける少女たちの物語。八方塞がりで救いなんてないと思わされたお話を、本当にきれいに閉じられたのに感動です。あれ以上は望めない。１０話から連続で見ると、ほむらが最後に報われたことも本当に良かったと思えます。
　題材自体は王道なんですけど、本当に語り方の上手いアニメでした。登場人物の心情描写、設定の明かし方、次回への引き。SF的設定の語りを邪魔に感じさせず、むしろ演出として生かしている点なども本当にすごいと思いました。
　音楽、歌、それにもちろん声優の演技もすばらしく。スタッフが一丸となって、本当に面白い作品を作ろうとしていたんだという意気込みが伝わってくるようでした。
　最後の英文メッセージは非常にタイムリーでしたね。作品のテーマも。今の時代だからこそ必要とされるアニメ作品だとも思います。
　ちょっと気持ちがまとまらないままいろいろ書いてしまいましたが……アニメ好きは見て損のない作品です。