久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「<柊の僧兵>記」菅浩江

 砂漠の民の中で鬼っ子として疎まれる白い肌の少年ミルン。村が謎の敵に襲撃されたことをきっかけに、少年は同じ白い肌の幼馴染の少女とともに、民の導き役である「柊の僧兵」を探す旅に出ることになる……というお話。
 王道の冒険物語。ひ弱で疎まれていた少年が、旅の中で鍛えられながら、世界の真実を知り、自分の役割に気付いていくというお話です。
 最初の発行が90年代と古い小説なので、世界設定が少し古く思えてしまうところもありますが、王道の冒険物語、少年の成長物語というのはやっぱり面白いですね。

“柊の僧兵”記 (徳間デュアル文庫)

“柊の僧兵”記 (徳間デュアル文庫)