久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「アイドルマスター relations」1巻

 星井美希如月千早を中心としたコミカライズ。
 アイドルとしての才能を見出されてデビューし活動を始める美希と、その実力でトップアイドルとして認められている千早。かつて千早をプロデュースしたプロデューサーは、なぜか自分のプロデュースを失敗だと考えていて、美希では間違えたりしないと決意するのだが……。
 プロデューサーと少しずつ信頼関係を築きながらトップアイドルを目指そうとしていく美希と、トップアイドルとして活躍しながらも孤独な様子を見せる千早。二人の心情や立場の違い、プロデューサーとの関係等が丁寧に描かれていますね。出番は少なめですが、他のアイドルたちもちゃんと出てきていて、765プロの繋がり、アイドルたちの仲の良さが見えるのも良いです。アイドル業界全体を見下し、コネや買収でトップアイドルになろうとしている、ライバルとなるアイドルグループの存在も、お話を動かすキャラとして生きていると思いました。