描き下ろし中篇を依頼された著者は、自分の小学生時代の曖昧な記憶を題材に作品を書こうとする。自分の記憶に悩みながら、著者は取材と執筆を続けていくのだが……。
SFホラー。なんともいえないユーモアを感じさせる作品でした。実感が伴わない記憶に戸惑う主人公の様子が、妙におかしいというか、面白いというか。
作中の仕掛けには、最後までまるで気がつきませんでした。鈍感ですね、私……。
- 作者: 倉阪鬼一郎,槻城ゆう子
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2002/09
- メディア: 文庫
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