録画しておいたものを視聴。
すぐ癇癪を起こしてしまう少年マックスは、ある夜、恋人らしい男の人と話していて自分を構ってくれなかった母親に対しても癇癪を起してしまう。家を飛び出し、ボートに乗ったマックスは、奇妙な怪獣たちのいる島に辿りつく。そこには、マックスのように癇癪を起している怪獣キャロルがいて……。
現実で問題を抱えている子供が、異界を訪れることになり、そこで何かしら経験をして現実に戻ってくる……というのは、童話等の典型的な一パターンですね。多くそれらの物語は、一種の教訓物語や道徳話にもなっていて、本作もそういったお話なのだろうと思います。寂しさや苦しみからすぐ癇癪を起してしまうキャロルに自分自身の気持ちを重ね、他の怪獣たちと触れ合うことで成長し、自分の家へと帰っていくマックス……でも、どうにも物語の結末が描写不足で、今一つすっきりしない終わり方になってしまっているような……。
ちょっと怖くてどこかかわいい感じの怪獣、そのデザインや動きの描写は良かったです。
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原作の絵本はとても有名な作品のようですが、私はちょっと読んでいないです。憶えていないだけかもしれませんけれど。映画と原作はまるで別物、という評価も聞きますが……。