「ウォーリー」 - 久道進の日記帳

　録画しておいたものを視聴。
　ゴミでいっぱいになった地球から、宇宙船に乗って人類が宇宙へと避難している遠い未来。地球に残されたロボットウォーリーは、他のロボットが機能停止してしまい独りぼっちになりながらも、地球のゴミを整理し続けていた。感情を持ち、ゴミの中から宝物を集めながら、誰かと手を繋ぐことに憧れるウォーリー。そんな彼はある日、ある任務のために地球に送り込まれた白いロボットイヴと出会う。なんとかイヴと親しくなろうとするウォーリーだったが……。
　出てくるロボットがとにかく可愛らしい映画でした。細かい仕種、動きがほんとに可愛らしい。ウォーリーもイヴも短い単語程度しか発声できず、他のロボットも普通に喋ったりはしないのですが、それでも彼らの動きから、気持ちや感情みたいなものが伝わってくるのがすごいですね。出てくるロボットに、自然と感情移入してしまいます。アニメーションとしての表現技術、演出の上手さにも感心してしまいました。
　一途だけど、ちょっと子供っぽいトラブルメーカーみたいなところもあるウォーリー。そんなウォーリーと関わるうちに、彼に気持ちを許していくイヴ。二人の姿を見ているうちに、自然とその関係を応援したくもなりますね。最後の奇跡も良。うん、あれは奇跡でいいんです。