久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「かんなぎ」7巻

 ナギへの気持ちを自覚した仁と、自分の問題と向き合うことを決めたナギ。二人のデート先の遊園地に現れた大東、そしてざんげちゃんが告げるナギと大東の真実……。
 合間合間に脱力するようなギャグ描写を入れながらも、物語の展開は非常にシリアス。ナギの過去、大東との関係を知った仁の心情がなんとも切ない。でもそこから立ち直っていくのは良かったですね。少年主人公らしい行動です。
 穢れによってタタリ神となったナギの妖しさや、ナギを祓おうとするざんげちゃんのどこか正気を失っているかのような描写も良かったです。
 新キャラが出てきて、ナギを取り戻すために仁が決意をするところで次巻に続く。クライマックスっぽいですけど……続きが気になりますね。
 コラボレーションピンナップはなもりさんと。アッカリーンでナッギーンしてます。
 それにしても……続きが読めることに本当に感謝。御病気から回復されたようで、何よりです。お体に気をつけて、無理をせず頑張ってほしいですね。まさかオママンでうるっとくる日がこようとは……。

かんなぎ (7) (REXコミックス)

かんなぎ (7) (REXコミックス)