BSでの放映、最終回。
未亡人となった花屋の店主島尾六花と、幽霊となった夫篤、六花に好意を抱く青年葉月亮介。三人の恋愛物語。
夫を忘れられずにいる六花と、彼女に執着して成仏できずにいる篤、幽霊の篤が見えながらも六花に近付こうとする亮介。三人の複雑な気持ちと心の移り変わりが丁寧に描かれていた作品でした。登場人物の数を絞り、ほんとに三人を中心にした物語にしたのは良かったと思います。
後半、篤に体を貸した亮介が、ちょっと物語の外側に置かれてしまったような感じになってしまい、六花と正体を隠す篤の二人のお話のようになってしまった点は、恋愛物語として物足りなく思えてしまいましたけれど。六花と篤、二人の気持ちの整理だけが問題のようになってしまい、そこに亮介があまり関われていないようだったので。
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