積み消化。館シリーズの第二作目。
巨大な水車を持つ館、水車館。仮面をつけ、車椅子に乗った館の主人は、一年に一度だけ、画家だった亡き父のファンである客を数人、館に招待していた。その館で一年前に起きた殺人事件。事件の真相に疑問を抱き訪ねてきた男を、水車館の主人は迎え入れるのだが……。
人里離れた山奥にある館。嵐の夜、その館で起きる事件……と、王道ミステリの雰囲気が楽しい作品でした。館ものには、やっぱり独特の楽しさがありますよね。仮面の主人と、その妻である美少女という、怪しさを感じさせる登場人物も良い感じです。
- 作者: 綾辻行人
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1992/03
- メディア: 文庫
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- 作者: 綾辻行人
- 出版社/メーカー: 講談社
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新装改訂版も出ているみたいですが……私が読んだのは古い方です。