「手紙」 - 久道進の日記帳

　テレビ放映されたものを視聴。
　東野圭吾さん原作作品。弟の学費のために強盗殺人を犯してしまった兄と、兄が犯罪者であるために差別されてしまう弟。兄弟の物語。
　犯罪者の弟であるために受ける差別や、自分のために犯罪を犯した兄に対する弟の複雑な思い等が充分に描けているように思えず……今一つ、物語の中に入っていけませんでした。兄が犯罪者であるために引っ越しや転職を余儀なくされ、人と関わらないようにしているはずなのに、人の注目を浴びるお笑い芸人になろうとしていることも、ちょっと説得力がないような……。
　２時間ぐらいの映画でちゃんと描くには、難しい内容だったのではないかなぁと思ったり……ちょっとダイジェストっぽくなってしまっているところもありましたしね。