吸血鬼テーマの古典作品。上官を殴ったために本国へと送還された兵士、ジョージ・スミス。彼が上官を殴ったのはなぜなのか、そしてそのとき見せた異常な行動の秘密とは……。
吸血鬼が題材になっていますが、一人の孤独な青年の物語でもありますね。
最後に明かされる秘密は、ほんとにアブノーマルなもの。ちょっと想像できませんでした……。
解説にも書かれていますが、「信頼のおけない語り手」の仕掛けが使われている小説でもあるので……読了後、もう一度最初から読み直してみたくなる作品でもあります。
- 作者: シオドアスタージョン,Theodore Sturgeon,山本光伸
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2003/01
- メディア: 文庫
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