久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「新訳 思い出のマーニー」ジョーン・G・ロビンソン

 夏に公開されたジブリ映画「思い出のマーニー」、その原作本です。
 原作はほんとに児童文学らしい雰囲気の作品でした。主人公アンナの不器用さや悩みも、ほんとに年相応の子供らしい感じに描かれていて。田舎での生活、マーニーとの触れ合い、その後の新しい人たちとの出会いなどによって、アンナが変わっていく様子が自然に描かれています。
 読後も非常に爽やか。とても良い児童文学でした。

新訳 思い出のマーニー (角川つばさ文庫)

新訳 思い出のマーニー (角川つばさ文庫)