フス戦争を題材にした作品。
カトリック派の兵士たちによって村を蹂躙され、一人生き残った少女シャールカ。フス派の兵隊に拾われた彼女は、悩みながらも、銃「笛(ピーシュチャラ)」を手にとって戦うことになるのだが……。
戦争の悲惨さ、暴力のおぞましさが容赦なく描かれている作品でした。女性にも子供にもほんとにまるで容赦はなく……むしろ弱いものから犠牲になっていくのが戦争なんですよね。
コミカルなシーンも多く、コミックとして面白く読める作品ですが……暴力描写も多いので、苦手な人もいそうですね。
巻末にはその時代についての解説と、ほのぼのとした4コマも掲載されています。本編の展開が悲惨なので、4コマには癒やされますね。
乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ(1) (アクションコミックス(月刊アクション))
- 作者: 大西巷一
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2014/01/10
- メディア: コミック
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