２８日、同人仲間と新宿で見てきました。伊藤計劃さん原作のSF映画。
個人の健康を管理するWatchMeが普及し、息苦しいような「優しさ」に覆われた未来世界が舞台。一種のディストピアものですね。
ミステリアスな雰囲気を持ち、学生の頃友人を死に誘い、そして死んでしまったミァハ。彼女との過去に捕らわれたまま、今は螺旋監察官として活動するトァン。二人の旧友であり、今は穏やかな生活を送っているキアン。帰国したトァンの目の前でキアンが自殺し……世界中で起きた自殺事件の陰にミァハの存在を感じたトァンは、ミァハを追うように事態を調べ始めるのだが……。
原作が本格SFであるため、どうしても設定の説明が多くなってしまうわけですが……未来社会の風景や道具の描写などをいれることで、画面を上手く動かしている感じでした。
SFとしての落ちは、結構王道なものですが……私は好きですね。最後の言葉の描写も含めて。
いろいろ気になる点もあったりして……なんかもう一回、見返したくなる作品でした。
