テーブルトークRPG思い出話。
大学生になったばかりの頃、かなり長めのキャンペーン・シナリオを考えたことがありました。当時自分が書こうと思っていた小説をもとにしたシナリオで……全13回ぐらいで、月2回プレイで半年程度のゲームを予定していました。「クリスタニア」や「ロードス島戦記」、「ガープス・ルナル」などのリプレイを読んで、それに憧れて自分でもやってみようと思ったんですね。
で、私がGMで、当時の友人をプレイヤーにゲームを始めたのですが……大失敗でした。4回目の半ばで中断して、それっきり。その続きをプレイすることはありませんでした。
ゲームが進まなくなった理由は、シナリオのバランスがあまりにも悪すぎたためです。世界崩壊の危機にPCが立ち向かう、みたいな内容だったのですが……PCの敗走が続く展開ばかりで。4回目を迎えても謎は一つも明かされず、事態も悪化する一方だったりして。それで、4回目の途中、プレイヤー同士の話し合いがこじれてしまい、その先をどうしても進められなくなってしまったわけです。
今にして思えば、私の完全な独りよがりのシナリオでしたね。シナリオのもとが、自分が考えていた小説だったということもあって、自分の思った展開を押し付けようとしていたところもありましたし……。
若気の至りの、痛いお話でした。
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でも、長いキャンペーン・シナリオって、やっぱり一度は憧れますよね。学生の頃、結局成功したことはなかったりするのですが……。