久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「僕だけがいない街」最終話

 個人的に、1月からのアニメで一番楽しんでいた作品です。
 母を殺されたことをきっかけに、タイムリープ現象である「リバイバル」によって小学生の頃に戻ってしまった主人公、藤沼悟。彼はその時代で起きた連続少女誘拐殺人事件に立ち向かい、犠牲者である少女雛月加代を救おうとするのだが……。
 全体の雰囲気作りや、次回への引きが非常に上手く、毎回続きを見るのが楽しみな作品でした。
 子供の立場で、それでも懸命に加代を救おうとする悟の姿には胸を打たれましたね。最終話で明かされる作品タイトルの意味も素晴らしく、お話は気持ちの良い大団円でした。終盤は原作とはかなり違う展開らしいのですが、原作未読者としては大満足の終わり方でした。
 ほんとに良い作品だったと思います。

 原作コミックも、改めて読んでみたくなりますね。

 現在公開中の実写映画版も、ちょっと見てみたいです。