4月9日、友人たちと新宿で見てきました。森見登美彦さん原作のアニメーション映画。
夜を歩く酒豪の女性の冒険譚であり、幻と妖(?)が入り乱れる幻想譚であり、変わり者たちによるスラップスティックコメディであり、こじらせた非モテ男の青春物語でもあるお話。
奔放なイメージの奔流がとにかく楽しい作品でした。現実の描写とイメージ映像の境目が無く、すべて入り乱れ混ざり合いながら、それがまるで普通のことのようにお話が進んでいく。大きなファンタジーの世界に自分も入り込んでいるかのような気分になったりもしました。
非モテ男としては……主人公「先輩」の心情がよくわかり、すごく感情移入できてしまいました。「なるべく 彼女の 目にとまる」ナカメ作戦とか、終盤の脳内審議とか……バカバカしくても、非モテ男なりの真剣な思いもそこにあるわけで……なんかもう、自分の昔のことを思い出してしまったりもしました。
変わり者たちの大学生活、学園祭の様子も楽しい。やっぱり大学生活には、高校とは違った楽しさと魅力がありますよね。
ほんとに楽しく、面白い作品でした。
原作小説も読んでみたくなりますね。
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