久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」

 26日、友人たちと新宿で見てきました。
 親の再婚によって引っ越ししなければならなくなった少女と、彼女に密かな思いを抱く少年。不思議な玉の力によって、同じ時間を繰り返すことになった少年は、どうにかして少女と一緒にいようとするのだが……といったお話。
 ほろ苦いSFファンタジーといった感じで、個人的にはすごく好きな雰囲気の作品でした。大人びた少女も、幼く「男の子」といった感じの少年も、どちらもまだまだ子供にすぎず、できることは非常に限られていて……でも、無駄だと分かっていても懸命に駆け、二人一緒にいようとする主人公たちの行動が胸を打ちました。
 幻想的な花火の描写等、映像的にも見応えがありましたね。
 ラストはいろいろ想像できますが……個人的にはビターエンドの方が好み。

 小説版や関連書籍もちょっと読んでみたくなりますね。