久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「きみの声をとどけたい」

 26日、友人たちと新宿で見てきました。
 偶然知り合った、意識不明のままの母親を持つ少女。彼女の母親に声を届けるため、主人公はその母親が使っていたスタジオを使い、彼女と同じようにラジオ番組の放送を始めようとするのだが……というお話。
 ミニFMのラジオ番組を始めるまでの試行錯誤、幼馴染みたちの悩みや衝突と和解、そして最後に起きる奇跡……多くの要素がありながら、詰め込みすぎのように思えるところはなく、とてもキレイにまとまっている作品でした。でも全体的に地味で、ちょっと教育アニメみたいに思えるところも。
 誠実に作られた良い作品で、大勢の人に見てもらいたいとも思えるのですが……娯楽アニメを期待している人には、ちょっとお勧めしづらい感じではありますね……。