2018-03-25 「万波を翔る」最終回 日経新聞夕刊で連載されていた、木内昇さんの「万波を翔る」が、昨日最終回を迎えましたね。 動乱の続く国内の事情と、一枚も二枚も上手な諸外国の振る舞いに翻弄され、一つとして思うように物事が進められない中……不器用ながらも懸命にお役目を勤め上げようとする主人公の姿が、独特なユーモアと共に描かれていました。幕末を舞台にした作品はたくさんありますが、これだけ外交に重点を置いた作品というのも珍しいですね。 面白い作品でした。 明日からは、山田詠美さんの「つみびと」が連載開始です。