久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「未来のミライ」

 7月22日、友人たちと新宿で見てきました。細田守監督最新作。
 産まれたばかりの妹に両親の関心が向いてしまい、そのことが面白くない幼いお兄ちゃんのくんちゃん。ことあるごとに癇癪を起こしてしまうくんちゃんは、中庭を通じて未来からやってきた妹等と触れ合うことになるのだが……というお話。
 CMや予告を見ると、未来からやってきた妹と幼い兄が、時間を越えた冒険に出る、みたいな映画に思えますが……実際はそんなことはありませんでした。日常+ファンタジーといった感じで、ホームドラマのような雰囲気の作品でした。中庭から過去の世界に迷い込んだりもするのですが、起点となる家から離れることがあまりないので、冒険といった感じではないんですよね。
 幼い子供の本当に小さな成長と、家族の繋がりが描かれている作品で、悪い映画ではないと思うのですが……でもちょっと、評価が難しい作品。賛否別れるのも仕方ないと思います。
 子供よりも、大人向きの作品かもなぁと思ったりもしました。

未来のミライ (角川文庫)

未来のミライ (角川文庫)

未来のミライ (角川つばさ文庫)

未来のミライ (角川つばさ文庫)

 小説の方は既に発売されているんですね。

 純粋な娯楽作品としては、個人的には「サマーウォーズ」が一番楽しめました。