久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「ゲームマーケット2018秋」

 11月25日、行ってきました。「ゲームマーケット」の2日目です。
 まずは、購入したゲームについて。
「ひとりならはやく」「Blade Rondo Night Theater」「Pralaya」「DORASURE ひとり旅」「アーカムノワール 事件簿1 魔女教団の殺人」「バルーンポップ!」「カードル♪」「JAWS GAME」「うどんエイリアン」「ピッカクス」「カネと車を用意しろ」「サバイバー」……以上、12個。今回は、インディーズゲームを中心に回った感じですね。テーブルトークRPGの方はまるで覗けなかったのが、ちょっと心残りだったり。でもその代わり、「コミティア」に参加していた同人仲間から、オリジナルファンタジーTRPG「retar(レタラ)」の文庫版ルールブックを頂いたりも。

Blade Rondo Night Theater

Blade Rondo Night Theater

Pralaya revised edition

Pralaya revised edition

アーカム・ノワール:事件簿1 完全日本語版

アーカム・ノワール:事件簿1 完全日本語版

 次に、試遊させてもらったゲームと、その感想を簡単に。
「ひとりならはやく」……ダイスと専用シートを使った一人用ゲーム。数種類のゲームが遊べるセットになっていて……試遊させてもらったゲームは、ダイスを振って、ルールに従ってシートのマス目を埋めるゲームでした。シンプルながらも悩ましく、楽しいゲーム。空いた時間に、手軽に遊べる感じなのがいいですね。でも、1ゲームが短めな分、何度も繰り返し遊んでしまって……却って結構な時間を使ってしまいそうな気もしたり。
「サバイバー」……ゾンビテーマのカードゲーム。場に置かれたゾンビとなるカードと、全プレイヤーが場に出したカード。そこに書かれた数字を比べて……その結果によって食料を手に入れたり、またはゾンビに襲われたりしていくゲームです。シンプルなルールで、お手軽に遊べるゾンビゲームですね。
「怪盗オーシャンズ」……正体隠匿の要素を入れた、お宝争奪ゲーム。金庫にしまわれた金を奪おうとするフェイズと、手に入れた金を分配するフェイズ、の二構成。探偵側は、怪盗側にはずれの金庫を開かせるか、もしくは奪われた金を分配時に奪い返せれば勝ち。怪盗側は、金を奪い、そして仲間の中でもっともたくさんの金を手に入れることができれば勝ちとなります。どの金庫に金が入っているかの予想と、他のプレイヤーの役職の推理、それに分配フェイズに備えてのカード配分と、考えるところが多いのが悩ましくも楽しい。最後まで勝敗がわからず、いろいろ考えながら楽しめました。
「ちんなあごっこ」……場に並んだちんあなごのカードをより多く集めることを目指すゲーム。ちんあなごを集める側と、それを阻止する監視員の役を、手番ごとに変えながらゲームを進めていき……ちんあなごを集める側のときは、手に入れたちんあなごのカードが得点となり、監視員の役の時は、他のプレイヤーを阻止できたときにもらえるカードが得点となります。最終的に、それらの得点となるカードの総合計点を比べて、勝敗を決めることになります。他のプレイヤーがどこを狙っているのか、また監視員はどこを見張ろうとしているのか、それを予想して行動していくのが楽しいゲーム。カードのイラストも可愛く、お手軽で楽しいゲームでした。
「トリックと怪人」……オインクゲームズさんの新作。伏せて置かれたカードの種類を推理し、「犯人」となるカードを見つけて得点チップを得ることを目指すゲームです。プレイヤーがそれぞれ場に出したカード、その色だけはわかる状況で……カードの一覧と、自分の残りの手札、もしくは既に場に出されているカードを見比べながら、「犯人」となるカードを推理していくのが難しくも楽しい。シンプルだけど面白いゲームでした。ちょっと凝った感じのデザインも良いですね。
「のびのびTRPGスチームパンク」……ファンタジー、ホラーに続く「のびのびTRPG」の新作はスチームパンクGMと場面PCを順番に務め、皆でクライマックスに挑む簡易TRPGシステム。展開はカードによってランダムに決まるわけですが……皆の会話でそれっぽいストーリーが作られていくのが面白いですね。昔からのTRPGが好きな人の中には、ちょっと苦手に思う人もいそうですけれど……気楽に楽しむパーティーゲームの一種としては、結構良いのではないでしょうか。尚、今回遊んだときに私が務めたキャラクター……主役的キャラだったのに、最後までかなりぽんこつでした……。
「ピクトレイル」……抽象的なイラストや記号みたいなものが描かれたタイルを利用した、しりとりゲーム。イラストのタイルを使ってしりとりの単語を言えると、場に並んだ透明タイルを得点として手に入れることができるようになっていて……2分程度のプレイ時間中に、より多くの透明タイルを手に入れられたプレイヤーが勝者となるようです。しりとりの単語は思い浮かんでも、なかなかイメージにあうイラストのタイルを見つけることができず……なかなか難しいゲームでした。閉場間際に遊ばせてもらったので、ちょっとルール理解に怪しいところがあるかも……いつか改めて、ちゃんと遊んでみたいです。

ちんあなごっこ

ちんあなごっこ

のびのびTRPG スチームパンク

のびのびTRPG スチームパンク

 今回は、13時半ぐらいには会場に入れたのですが……試遊させてもらっていると、ほんとイベント終了まであっという間ですね。遊べなかったゲームや覗けなかった企業・サークルさんの多いこと。リアル謎解きゲームにもまた参加してみたかったのですが、さすがに今回は諦めました。
 ほんとに楽しい一日でした。次の開催が楽しみです。