先日、シネ・リーブル池袋で見てきました。ファンタジー小説の元祖とも言える「ホビットの冒険」「指輪物語」を生み出した、J・R・R・トールキン。その半生を描いた伝記映画です。
とても丁寧に描かれた青春映画でもあったように思いました。友人たちとの関係、学生の頃の思い出は、切なくも美しく見えました。形はもちろん違いますが、自分も学生の頃、創作サークルに身を置いていたので……その頃のことを思い出したりもしました。
トールキンが赴いた戦場、その悲惨さは容赦なく……「ホビットの冒険」が再び我が家に帰ってくるまでの物語になっており、また「指輪物語」が強大な力を秘めた指輪を捨てる話になっているのは、悲惨で苦しい戦場体験があったからこそなのかなぁと、思ったりもしました。
伝記映画として、そして青春映画としても面白い作品でした。終盤のメッセージについては……アマチュアでも創作活動をしている身としては、いろいろと考えさせられるものがありました。
- 作者: J.R.R.トールキン,瀬田貞二,田中明子
- 出版社/メーカー: 評論社
- 発売日: 2005/12/01
- メディア: 文庫
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「ホビットの冒険」や「指輪物語」を、ちょっと読み返したくなってしまったりもしました。