久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

2月22日に

 2月22日は、友人たちとのアナログゲーム会でした。

 遊んだゲームは、友人のキーパー(GM)による「新クトゥルフ神話TRPG」と、私が持っていったダイスゲーム「クトゥルフ・ダイス」の二つ。

 

「新クトゥルフ神話TRPG」の方は……大学の映画サークルが、撮影のため訪れた山奥で神話的恐怖と遭遇してしまうというもの。やる気のある者、ない者、自分の世界に半ば引きこもっているような癖の強い者や、サークルメンバーを真面目にまとめあげようとする者など……大学の文化系サークルらしい、モラトリアムを感じさせる独特の雰囲気や人間関係を味わえたのも楽しかったですね。

 神話的恐怖と遭遇してからは……事態に怯え、翻弄され、生き残るために必死に逃げ出そうとすることだけで精一杯。私のキャラは、破滅することがわかっていながらも、友人を助けようとして……精神が崩壊する羽目になってしまいました。最終的に、PC6人中、行方不明2人、精神崩壊1人。NPCも全員死亡し、生き残ったPCもそれぞれ闇を抱えて生きていくという結果になりました。

 B級ホラーらしい物語を楽しめたので、大変楽しかったです。破滅することがわかっていても、キャラクターの性格上そのまま進むしかなく、その結果やはり破滅してしまう……そんなロールプレイも楽しめるのが「クトゥルフ」の良いところだと、個人的には思っています。

 

 テーブルトークRPGが終わって……少し時間が余ったので、クトゥルフ繋がりで「クトゥルフ・ダイス」を遊ぶことに。専用ダイスを振ってその出目の効果に従い、他のプレイヤーの正気度トークンを奪ったり、クトゥルフに捧げたりしていくゲームです。他のプレイヤー全員が正気度トークンを失ってしまえば、その時点で生き残っているプレイヤー一人の勝利。もし全プレイヤーが正気度トークンを失ってしまったら、クトゥルフの勝利となります。

 ダイスを振って気軽に遊べるパーティーゲームですね。真面目に勝とうとするよりも、みんなで正気度トークンを失っていく流れを笑う感じ。3回ほど遊んで、ちゃんとプレイヤーが勝ったのは1回だけでした。それもクトゥルフらしくて楽しかったです。

 

 楽しいゲーム会でした。

 

クトゥルフ・ダイス 日本語版

クトゥルフ・ダイス 日本語版

  • 発売日: 2015/05/06
  • メディア: おもちゃ&ホビー