野﨑まどさん原作のアニメーション作品。
自殺の権利を認める「自殺法」によって揺れ動く世界と、死をもたらす女「曲世愛」と主人公の対決を描いたお話。生と死、善と悪を巡る物語。
先の展開が予想できず、毎回ハラハラしながら見ていました。ジャンルとしては、SFサスペンスといった感じになるのでしょうか。
悪女「曲世愛」の存在はほんとに恐ろしく……第7話「最悪」の絶望感は凄まじかったですね。「最悪の展開」という表現はよくありますが……何ら誇張なく、正に「最悪」の展開でした……。
死についても、考えさせられるものがありました。尊厳死・安楽死の是非については学生の頃、少し学んだことがありますが……死の権利をどこまで認めるのか、自分の中で答えはちゃんと出ていないです。
見ていて疲れる作品ではありましたが……面白い作品だったと思います。その後の世界の様子とか、もうちょっと描写してほしいと思えるところもありましたけれどね。
原作小説の方も読んでみたくなりますね。