「妖怪人間ベム」のリメイク作品。貧富の差によって分断されている町を舞台に、いつか人間になりたいと思っている妖怪人間たちと、彼らを狙うモノたちの戦い等を描いたお話。
昔の「妖怪人間ベム」は、ベム、ベラ、ベロの三人が疑似家族のような関係になっていたように思うのですが……本作の三人は、考え方や人間に対する振る舞いが微妙に違っていることもあり、同じ立場の存在が協力し合っているような感じになっていましたね。疑似家族と言えるほど強くない、少し緩い感じの繋がりになっているというか。
お話の方は、「妖怪人間」を巡る陰謀や対決が中心となっていて、人間社会の闇とか、心のありようなどには、あまり踏み込めていないようにも思えました。
個人的には、ちょっと物足りない感じの作品でした。雰囲気は結構好きだったのですけどね。