カードを使って英雄の物語を紡いでいくゲーム。ソロプレイもできるということで、遊んでみました。
最初に英雄の出自・動機・運命を表す三枚のカードを選び、英雄の基礎イメージをまず作って……その後はゲームの展開にあわせて、場に並んだ特徴や試練のカードを手に入れていき、英雄の物語を作っていくことになります。特徴のカードは条件さえあえばすぐ手に入れることができますが、試練のカードは「ルーン」をふり、その出目の合計が試練のカードに書かれた数値以上にならなければ手に入れることができないようになっています。序盤の試練のカードは割と簡単に手に入れられるようになっていますが、中盤以降は試練の数値も上がっていくので……手に入れるカードをきちんと選び、そのカードの効果で多くの「ルーン」をふることができるようにしておかないと、後のカードの取得が難しくなってしまうようになっているのがゲームらしいところですね。自分のイメージも大事ですが、ある程度はゲームらしい計算も必要になっている感じです。
多人数プレイでは、手に入れたカードに書かれた得点や、その他のボーナス点などを合計し、もっとも点数が高かったプレイヤーが勝者となります。またソロプレイ、もしくは協力プレイでは、宿敵のカードを一枚選び、その宿敵を倒すことを目指すことになります。
ソロプレイを何度か遊び……孤児の農夫が光に導かれて宿敵の魔術師を倒す物語や、勇敢な芸人が恋人を失いながらも犯罪組織を打倒する物語などが作られました。手に入れたカードによってイメージが膨らみ、いろいろな冒険譚が出来上がっていくのが楽しいゲームですね。カードのイラストも美しいです。
いつかファンタジー好きの友人たちと遊んでみたいですね。