「SMART500 GAMES」の一作。宮沢賢治の童話「ツェねずみ」を題材にしたカードゲームで、トランプの「ピラミッド」を応用したルールとのこと。ソロプレイもできるということで、遊んでみました。
場にピラミッド型にカードを並べ、そのてっぺんのカードの側にねずみ捕りの箱を設置、そしてねずみのコマをピラミッド真ん中のカードの上に置きます。カードは生物カード5種とモノカード4種があり、それぞれペアとなる組み合わせがあります。ピラミッド最底辺に置かれたカード、及び山札から引き手元に置いたカードの中にそのペアがあった場合、その一組を取り除くことができます。手番でペアのカードを取り除くことができた場合は、ねずみのコマを後退させることができますが、カードを取り除くことができなかったときはねずみのコマを前進させなければならず……すべてのカードを取り除き、ねずみのコマをねずみ捕りの箱に閉じ込めることができたらゲームクリア。ねずみのコマがピラミッドの外に出てしまったらゲームオーバーとなります。
結構難易度の高いゲームでした。ゲームをクリアするためには、もちろん場からカードを取り除いていかなければいけないのですが……その結果ピラミッドが小さくなっていけば、それだけねずみコマが脱出しやすくもなってしまうので……あと一歩というところでゲームオーバーになってしまうことが何度もありました。カード運によるところも少しあり……どうにもならないときはほんと無理な感じですね。
1プレイの時間が短めで、何度も挑戦しやすいのは良いところ。約20回ほどで、何とかクリアできました。ねずみのコマを箱の中に入れ、それを閉じることができたときはちょっと気持ちよかったです。
カードのデザイン等もおしゃれな感じがして良かったです。題材となった短編「ツェねずみ」は読んだことがないので……改めて読んでみたくなりました。
より難しいハードモードの方は……いずれ挑戦してみようと思います。かなり難しそうですが……。